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東京V“高木兄弟”の3戦連続決勝弾で3連勝 2位磐田に勝ち点4差肉薄

[ 2015年7月26日 21:05 ]

J2第26節 東京V1―0京都

(7月26日 味スタ)
 J2は26日、各地で第26節の11試合が行われ、東京Vが京都を1―0で下して今季2度目の3連勝。勝ち点を43に伸ばして昨季の最終勝ち点42を早くも上回り、前節の5位から4位に浮上するとともに、2位・磐田との勝ち点4差とついにJ1への自動昇格圏を射程にとらえた。

 前半12分、DF安在和樹(20)のパスに反応したFW高木大輔(19)がPKを獲得し、自ら右足で冷静に決めた1点が決勝ゴール。J1清水から期限付き移籍で加入した実兄、MF高木善朗(22)の4年ぶり再デビュー戦となった今月18日の北九州戦(本城)では大輔が決勝ゴールを決め、同22日の前節・熊本戦(うまスタ)は兄の善朗が決勝ゴール。そして、この日はまた大輔が決めて、すべて1―0のスコアで3連勝をもぎ取った。

 大輔は「アンカズ(安在)がいいボールをくれてPKをもらえたので、本当に決められて良かった。南くんとかが“外しても俺らが詰めるから”と声をかけてくれていたので、思い切って蹴ることができました」と笑顔。冨樫監督は「大輔が諦めないで追っかけて体を入れてPKが取れた」と振り返りながらも「でも、それは出し手のこともあるし、皆が奪って、そこを共有できた。残り10分、スタンドの声援が大きくなって選手たちの集中力が途切れず、最後まで戦えた。本当にチーム一丸となった勝利だと思います」とサポーターも含めた“仲間”全員に感謝した。

 昨季の勝ち点を26試合目にして早くも上回ったことについて「正直言ってホッとしています」と一瞬、笑顔を見せた冨樫監督。「ただ、自分たちはもっと高い目標を持っているので、しっかり休んで、またトレーニングして、チーム一丸になってやっていきたい」と8年ぶりのJ1昇格を見据えた。

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2015年7月26日のニュース