松本　昇格後初の連勝！勝ち点２０超え、反町監督「やっと成人式」

＜松本・甲府＞前半４２分、松本が岩沼のＪ１初ゴールで先制

Ｊ１第２Ｓ第４節 松本１―０甲府

（7月25日 中銀スタ）
　２試合連続の完封で、Ｊ１昇格後初の連勝だ。１５位の松本はアウェーで甲府戦に臨み、前半４２分にＭＦ岩沼俊介（２７）がＪ１初ゴールとなる先制弾。この１点を守り切り１―０で勝利、順位を１０位に上げた。年間順位は１５位で変わらなかったものの、同１４位の甲府との勝ち点差を３に縮めた。

　地道なプレーが売りの背番号６が、ど派手な一発を放った。スローインの折り返しからＭＦ岩上が上げたクロスは、ゴール前の密集を越え岩沼のいるファーサイドへ。「こぼれ球が来たらシュートを打とうと思っていた」と、ダイレクトで左足を一閃（いっせん）。ボールは伸び上がる弾道で、ゴール右上へ突き刺さった。「結果（勝利）に結びついて良かった」と、Ｊ１初弾が決勝点となったことを喜んだ。

　７連敗の後につかんだ初の連勝。キャプテンマークを巻くＤＦ飯田は「この試合に負けては意味がないと（みんなと）話していた。勝ちへの意識は凄いあった」と振り返った。

　総合勝ち点が２０を超え、「やっと成人式を終えることができた」とチームの成長を称えた反町康治監督（５１）。今季２度目となる２試合連続零封について「第１ステージの勝ち点（１５）のうち、１３点は０で抑えた試合。そこ（無失点）を整備しないとＪ１は勝ち上がれない」と語った。次節は２９日、前回対戦で０―２と完敗した川崎Ｆ戦。雪辱を果たし、３連勝を決める。