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U22初招集FWオナイウ、武蔵との1トップ争いに火花

[ 2015年6月30日 05:30 ]

手倉森監督(右)からの指示に厳しい表情で耳を傾けるオナイウ

 7月1日にU―22コスタリカ代表と仙台のユアテックスタジアムで親善試合を行うU―22日本代表は29日、仙台市内で合宿2日目の練習を行った。フォーメーション練習では1トップの位置に初招集のFWオナイウ阿道(19=J2千葉)と、FW鈴木武蔵(21=新潟)が入り、ハーフFW2人がポジション争いに火花を散らした。

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 ナイジェリア人の父を持つオナイウが、右サイドからのクロスに右足を合わせてネットを揺らす。負けじとジャマイカ出身の鈴木が右足でゴール右隅にねじ込む。ともにハーフのFWが1トップの位置に入り、攻撃練習でアピール合戦を繰り広げた。U―22日本代表初招集のオナイウは「初めてにしては好感触。縮こまらずにやれた。試合に出るチャンスがあるなら得点に絡みたい。結果を残すことがアピールになる」と意気込んだ。

 今回の招集で来年8月のリオデジャネイロ五輪は「(コスタリカ戦で)ここでやれることを示せればチャンスはある」と身近な目標へと変わった。ライバルは手倉森ジャパン発足から主力を張る鈴木だ。鈴木もオナイウについて「同じポジションのライバル。ナイジェリアですよね?名前で負けてる感じがするんで頑張りたい」と、当然、負けるつもりはない。

 スピードを誇る鈴木に対し、オナイウの特長はジャンプ力など身体能力の高さと体の強さ。「競り合いには自信がある。おじけづくことはないし、負けちゃいけない」と力を込める。手倉森監督も「試してあげたい」とコスタリカ戦の起用を示唆。途中出場が濃厚だが、結果を出して生き残る。

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2015年6月30日のニュース