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松本GK村山 宇佐美を警戒「止めれば自信に」29日G大阪戦

[ 2015年4月28日 05:30 ]

GK村山(右)は29日のG大阪戦を前に「JでNo・1のチーム。試合ができることがうれしい」と意気込む

 松本は昨年、リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の3大タイトルを総なめにしたG大阪との一戦に、守護神・村山が息巻いた。「JでNo・1のチーム。試合ができることがうれしい」。

 とりわけ注目しているのが現在5試合連続得点中の宇佐美。G大阪のクラブ記録まであと1試合、そしてリーグ記録の8試合連続弾をも射程圏内にする点取り屋だ。村山は「日本で有数のストライカー。(5試合連続ゴール中で)調子のいい彼を止めることで自分の自信にもなるし、チームも勢いづく」と、得点王を封じチーム浮上のきっかけしたい構えだ。

 日本代表で注目度の高い宇佐美のゴールシーンは、スポーツニュースで幾度となく放映されるなど露出度もNo・1。そんな絶好調男のシュートを止めることができれば、村山の勇姿が全国のお茶の間に流れる可能性もあるが、「自分が(映像で)出る時はガンバに攻撃されているとき。テレビに映らないのが一番です」と、自身が目立たないことが勝利への近道だと語った。

 そのために必要なのが「チーム全体での守備」。隙を与えない守備位置を構築するため「後ろからのコーチングが大事になる」と、イレブンに向かって声を張り上げる、司令塔としての役割を自認している。

 一方、反町康治監督(51)は「宇佐美は、体脂肪が多いから走らない」と冗談を交えながら、「2トップ(宇佐美とFWパトリック)を残して、両サイドが走ってくる。スプリント回数はリーグで一番」と、チャンスの芽を摘むべく、サイドからの攻撃を警戒していた。

 現在チームはリーグ戦2試合連続無失点中。「キャンプからやってきたことができている証拠。(GW期間は)ハードな日程だが、連戦に強いところを見せたい」。スポーツニュースの主役は山雅攻撃陣―。背番号1がテレビ画面に映らないところでチームの堅守をけん引していく。

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2015年4月28日のニュース