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ハリル監督 18日渡欧も対策万全!通訳残しJは“遠隔視察”

[ 2015年4月18日 07:30 ]

18日から欧州視察に出発する予定の日本代表ハリルホジッチ監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)は18日、欧州組を視察するため渡欧する。約3週間、日本を離れる予定だが、国内に残るコーチ陣の試合視察や会議などのスケジュールを徹底管理することが判明。欧州滞在中もスタッフを“遠隔操作”して、国内組のチェックを欠かさない方針だ。

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 留守中の対策にも余念はなかった。ハリルホジッチ監督は18日に欧州に出発。ドイツ、イタリア、英国、スイスなどで欧州組を視察する予定だ。再来日は来月9日の予定で約3週間、日本を離れることになるが、日本協会関係者は「監督が欧州にいる間のコーチ、スタッフ陣の視察する試合、会議の日時などはすべて決められている。試合や会議のレポートも定期的に送ることになっている」と明かした。

 ハリルホジッチ監督の不在中に国内ではJ1リーグ5節(42試合)、ナビスコ杯1節(7試合)、ACL1節(4試合)などが開催される。指揮官はできる限り多くの選手の情報を入手するため、既にコーチ陣の配置を決定。試合翌日にはスタッフ会議を開き、報告書をメールで送るように指示を出した。ボヌベー、モワンヌ両コーチと日本人コーチが密に対話する必要があるため、樋渡通訳を日本に残すことも決定済み。欧州では日本協会が雇う別の通訳とともに視察行脚を行う。

 3月のチュニジア、ウズベキスタン戦では2試合で27選手を起用。チュニジア戦では本田、香川を先発から外すなどチーム内競争をあおり、欧州組には「代表に呼ばれたいなら試合に出続けてほしい」と伝えている。今後は試合勘のない選手は選出しない可能性もあるだけに、欧州滞在中も国内組の状態を把握しておくことは不可欠。コーチ陣を“遠隔操作”することで、欧州組と並行して国内組にも目を光らせる。

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2015年4月18日のニュース