古巣・広島を完封！西川好セーブ、槙野「勝ち点３に匹敵する」

広島と引き分け、サポーターにあいさつをする槙野（５）ら浦和の選手たち

Ｊ１第３節 浦和０―０広島

（3月22日 Ｅスタ）
　浦和が広島の猛攻を我慢強く耐え抜いた。首位同士によるアウェーでの一戦。浦和を研究し尽くした相手に対して守勢に回ったが、青山のシュートを日本代表ＧＫ西川が好セーブで枠外にかき出し、ミキッチのシュートも日本代表に復帰した槙野が体を張ってブロックするなど、守備陣が立ちはだかった。ペトロヴィッチ監督も「引き分けが妥当」と及第点を付けた。

　前線がうまく回らない時こそ、守備陣の出番だ。西川は「連戦ということもあってみんなでカバーし合う意識だった。こまめにコミュニケーションを取っていた」と明かす。引き分けも頭に入れていた後半は、最終ラインをコンパクトに保って相手のショートカウンターに対抗。槙野は「勝ち点３に匹敵する勝ち点１だった」と胸を張った。１ステージは１７試合の短期決戦。ＡＣＬとの過密日程が続く中、敵地での首位対決で得た勝ち点１には大きな価値があった。