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宇佐美 点取り屋が一発回答「イメージ通り」自賛強烈ミドル

[ 2015年3月23日 05:30 ]

<甲府・G大阪>後半19分、ゴールを決めたG大阪・宇佐美

J1第3節 G大阪2―0甲府

(3月22日 中銀スタ)
 ハリル・チルドレンがもう躍動した。G大阪のFW宇佐美貴史(22)がアウェーの甲府戦で1得点1アシストの大暴れ。チームをリーグ戦初白星へ導くと、FC東京のFW武藤嘉紀(22)もアウェーの神戸戦で今季3点目となるゴールを決めた。23日からの日本代表強化合宿を前に、バヒド・ハリルホジッチ監督(62)は22日、大分入り。新生ジャパンが動き出す。

 代表にふさわしい実力を自ら証明した。1―0の後半19分、FW宇佐美がペナルティーエリア外でDF1人をかわして右足を振り抜いて、左隅にゴール。「イメージ通り。得点に関してはパーフェクト」。自画自賛の強烈ミドル弾で今季リーグ戦の初勝利を決定づけた。

 高い修正能力が凝縮されていた。前節の鳥栖戦はシュート4本のうち3本が枠外。「シュートが浮いてるなっていうのがあったんで、インパクトの位置を微修正した。練習から打っていく中で、ここかなというのがあった」。前半17分には難しい体勢からシュートを狙ったボールが阿部の足元に流れ、先制アシスト。「試合前からフィーリングが良かった」という言葉通り全得点に絡んだ。

 得点すると今月限りでチームを離れる清野大輔チームドクター(41)と抱き合った。昨季開幕前に負った左足首負傷から復帰を支えてもらい「ケガした時に俺以上に泣いていた。一選手、一ドクター以上の関係」と明かす恩人の“ラストマッチ”。試合前の「どんな手を使ってもいいからゴールを決めてくれ」とのリクエストに応える惜別弾に「いいプレゼントができて良かった」と笑った。

 「ありがとうと言いたい」と感慨深げな清野ドクターは「ロシアで決めてくれれば最高」と続けた。“2人の夢”でもある18年W杯ロシア大会への第一歩となる代表合宿は、23日からスタートする。ガンバのエースは「結果にこだわりたい」と誓った。

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