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チーム作りの哲学「チームがスター」スター選手もチームのために仕事を

[ 2015年3月13日 19:17 ]

就任会見を行うハリルホジッチ新監督

ハリルホジッチ新監督就任会見

 【ハリルホジッチ新監督一問一答2】
 ――攻撃的なサッカーを目指すのか、守備的なサッカーを目指すのか、哲学を。

 フットボールには2つの面がある。ボールを持っている時と持っていないとき。持っていないとき、現代フットボールでは皆が同時にディフェンスしている。ブロックを作って全員守備している。守備ブロックに関しては高い位置、低い位置、中間があるが、全員が関わらないといけない。全員が努力しないといけないというところで、1人でも欠けてはいけない。

 ボールを持っている状態も同じで、ビルドアップに関しても皆が関わらないといけない。私はもともとFWで、どちらかというとオフェンスが大好き。ビルドアップもどんどん前にいって欲しいし、オフェンスもたくさんの人数でして欲しい。

 スピードアップのことなども向上したいし、ボールタッチ数も制限していきたい。例えばワンタッチツータッチも多く使うなど。最後のペナルティエリアの中では3人ないしは4人が関わってくるようにしたい。

 日本代表もこういうクオリティを持っていると思うが、おそらく現段階持っているレベルより高いものを見せられると思う。最初にこういったことを個人個人に話したいし、個人個人のクオリティがチームに生きてくるということも話したい。

 バルセロナやブラジルのようなサッカーをしたい指導者もいると思うが、我々は日本なので、日本代表としての戦い方をしたい。

 現代フットボールでは高いレベルを求められる。フィジカル、テクニック、タクティカル、メンタルもそうだ。そういったことを向上させないといけないが、できると思っているし、楽観的に考えている。勝利をすることが大事で、みなさんに勝利という言葉をたくさん届けたいと思う。

 この考え方に関して本当に貢献する選手が必要。チームがスターだと思っている。そうは言っても個人的な能力をダメにしてはいけないと思っている。そういったスター選手のような能力を持った選手でもチームのために仕事をしてほしいと思う。

 どうやって組織的に戦うか選手1人1人に話したい。オフェンスもディフェンスもそうだ。もしかしたら代表メンバーは毎回変わるかもしれない。今のところ確定している選手はいない。スタメンは決まっていない。まずプレーしてもらう。もちろん国内、国外の選手もそうだ。

 国内のJリーグを本当に能力の高い若い選手がいると聞いている、に国内のフットボールをまずはしっかり見たい。今のところできるだけたくさんの選手に可能性をあげたいと思っている。日本代表というのはすべての人のためのもの。ただ、そこに入る能力のある人が入る。

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2015年3月13日のニュース