【ハリル新監督独占激白1】本田も特別扱いなし「ベンチ置くの恐れない」

[ 2015年3月13日 09:30 ]

日本へ向かうためパリの空港に到着し報道陣に囲まれるハリルホジッチ氏

 日本協会は12日、日本代表の新監督にボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)が就任することを正式発表した。都内で理事会を開き承認した。ハリルホジッチ新監督は日本初となるスポニチ本紙の独占インタビューに応じ、日本代表の印象や自身のポリシーなどについて語った。

 ――日本代表監督就任が正式決定した。現在の気持ちは?

 ハリルホジッチ監督「非常に興味深いチャレンジだと思っている。他人を尊重する気持ちにあふれた人たちと話し合うことができた。日本代表のレベルがどの辺りなのかを知るために、既に複数のビデオを見たが、いくつか、改善すべきだと感じている」

 ――どんな点を真っ先に強調するつもりか。

 「まずは戦術とテクニックの両面で、いくらか調整しなければならないだろうね。リポジショニング(再ポジショニング)の方法、さらにはポジショニングそのものでも、ちょっとしたミスをいくつか発見した。だから、最もハイレベルな舞台で相手との差をつくってしまう。こうした細部について、まずは強調していこうと思う。とはいえ、まだ日本の全てを理解したわけではない。いくつもの試合を分析するほど専念できたわけではないからね。だからJリーグを見て多くの要素を吸収し、チームを改善していくようにしたい」

 ――あなたのやり方は有名で、組織優先です(注1)。香川(ドルトムント)や本田(ACミラン)といったスター選手は(ポジションが安泰ではないことを)心配しておいた方がいいでしょうかね。

 「風評というものには用心が必要だよ。2人は才能あるタレントであり、私はタレントなしで戦う習慣は特に持っていないからね。とはいえ、彼らも他の選手全員と同様、組織的なプロジェクトに全身全霊で入らねばならないのは確かだ。ただ、コートジボワール代表でドログバ、ヤヤ・トゥーレ、パリSGではパウレタといったスター選手を率いてきたが、素晴らしくうまくいったよ(注2)。しかし、そうしなければならないとあらば、どんな選手であってもベンチに置くのを恐れたことは一度もない」

 ――どんな目標をもって臨みますか。

 「できるだけ高いところまで行きたいのはもちろんだが、どこから出発するのかもわきまえる必要があるだろう。謙虚さを保たなければいけない。W杯は一つの目標だが、日本代表は史上2回しか1次リーグを突破したことがない。10年南アフリカ大会と、地元開催だった02年日韓大会。その2回だけだ。FIFAランキングでも53位(12日現在)。この点で言えば、私が(就任時の52位から12年11月に)19位まで上昇させたアルジェリアを少し思い出させてくれるね(注3)。よって、やるべき興味深いことがたくさんある。それと、アジア杯も忘れてはいないよ。アジアの主要大会だからね」 (インタビュー=エルヴェ・プノ/L’EQUIPE、コーディネート・翻訳/結城麻里通信員)

 ※注1=規律重視で、選手にはハードワークすることを要求。主力でも練習に遅刻すればベンチ外にし、アルジェリア代表では水たばこを吸った選手を代表追放した。

 ※注2=コートジボワール代表監督を08年5月~10年2月に務め10年W杯南アフリカ大会予選を無敗通過など公式戦は16試合で1敗のみ。03年7月~05年2月に率いたパリSGでは04年にフランス杯で優勝した。

 ※注3=FIFAランク19位は在任時の最高。昨年7月の退任時は24位。9月に20位、10月に過去最高の15位に上がり、12日発表では18位。

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