×

浦和L 2冠目お預け“試合巧者”南米の一撃に屈し0-1

[ 2014年12月4日 05:30 ]

<浦和・サンジョゼ>後半、ジオヴァナ(上)に倒される浦和・吉良

 国際女子クラブ選手権の準決勝2試合が行われ、なでしこリーグ年間王者・浦和はサン・ジョゼ(ブラジル)に0―1で敗れた。司令塔のMF猶本光(20)を右膝打撲で欠いた浦和はFW吉良知夏(23)を中心に攻めたが、決定機を逃し、相手のカウンター一発に屈した。リーグ戦と合わせて目指した2冠はならなかった。

【国際女子クラブ選手権】

 国内女王が、南米の一撃に屈した。後半14分、中盤で吉良がボールを奪われると、それまで劣勢だった相手が牙をむく。縦パス2本でGKと1対1の形をつくられるとゴールを割られた。ボールを失ってからわずか20秒。個の強さが際立つブラジルらしい得点に、吉田監督も「狙い通りのカウンターにやられた。相手の方が試合巧者だった」と脱帽だった。

 先発11人の平均年齢が22・5歳と若い浦和は南米チームと初めて対戦し、なすすべなし。シュート3本を放ちながら無得点に終わったなでしこジャパンの吉良は「プレッシャーや球際が強かった。それを上回る判断力、技術を持たないといけない」と痛感した。国際タイトルこそ逃したが、今季はまだ皇后杯が残っている。6日の3位決定戦で勝利を収めて、国内での2冠に弾みを付ける。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月4日のニュース