京都、元韓国代表ＭＦ獲得濃厚　全北リーグＶに貢献・金南一

元韓国代表の全北現代ＭＦ金南一

　Ｊ２京都が来季の新戦力として、Ｋリーグ・全北現代に所属する元韓国代表ＭＦ金南一（キム・ナミル）（３７）を獲得することが３日、濃厚となった。関係者によれば、すでに正式オファーを提示しており、交渉は順調に進んでいるという。

　来季から指揮を執ることが決定的な和田昌裕監督（４９）とは、０８～０９年にプレーした神戸時代にコーチと選手の関係だった。０２年日韓大会から３大会連続でＷ杯に出場した金南一は、来年３月に３８歳を迎えるが、今季はコンスタントに試合に出場し全北のリーグ制覇に貢献した。

　４年連続でＪ１昇格に失敗した京都は、今オフに強化体制を一新。現在は来季で就任６年目となる今井浩志社長が全面的に強化に乗り出し、新たなチーム作りを行っている。大ベテランの獲得にはケガなどのリスクもある中で、同社長はＪ１復帰へ勝負に出た。

　◆金南一（キム・ナミル）　１９７７年（昭５２）３月１４日、韓国生まれの３７歳。００年に全南に入団し、エクセルシオール、全南、水原三星、神戸、トム・トムスクを経て１４年に全北現代加入。韓国代表としては０２年日韓大会から３大会連続でＷ杯出場。１メートル８２、７２キロ。利き足は右。