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日本協会、アギーレ監督に事情聴取 八百長関与の事実なしと発表 

[ 2014年12月4日 21:54 ]

4日に再来日したアギーレ監督

 日本サッカー協会は4日、スペインで八百長疑惑が報じられた日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)に事情聴取し、現時点で不正に関与したことを示す事実はなかったと発表した。

 欧州視察からこの日再来日した監督に対し、日本協会理事で法務委員長の三好豊弁護士(46)らが約2時間、事情を聴いた。監督は「プロの指導者として一切、そういうことはやっていない」と潔白を主張したという。

 2011年5月に当時監督を務めていたサラゴサ(現2部)がレバンテを2―1で下して1部残留を果たした試合に八百長の疑いがあり、選手や関係者が告発される可能性があると報じられた。報道では選手や監督の銀行口座に多額の金銭の動きがあったとしている。

 記者会見した三好弁護士によると、アギーレ監督の弁護士からの情報として、告発された場合は来年2月に裁判所へ出頭を求められる可能性がある。八百長への関与で有罪となれば、懲役6月から4年になるという。

 今後の対応については「新しい事実が出てくるのであれば、その時に協会として判断する。捜査の状況を見守りつつ、きちんと対応していく」との立場を示した。

 日本代表は来年1月に、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会後初めての公式大会となるアジア・カップ(オーストラリア)を控えている。

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2014年12月4日のニュース