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元日本代表FW柳沢が引退発表 残り1試合「全力でやり切りたい」

[ 2014年12月4日 11:55 ]

今季限りでの現役引退を発表した仙台FW柳沢=13年6月、復興支援試合

 J1仙台は4日、元日本代表FW柳沢敦(37)が今季限りで現役を引退することになったと発表した。

 富山県出身の柳沢は富山第一高から1996年に鹿島入り。イタリア1部リーグ、セリエAのサンプドリア、メッシーナでもプレーし、06年に鹿島へ戻ると、08年から京都へ移籍。11年から仙台でプレーしていた。

 今年11月2日に行われたG大阪戦(万博)では今季初ゴールを決めて17年連続ゴールをマークし、自らが持つJリーグ歴代1位記録を更新した。通算成績はJ1が370試合108得点。セリエAが44試合0得点。各年代の日本代表に選出され、00年シドニー五輪にも出場。日本代表としても02年日韓大会、06年ドイツ大会と2度のワールドカップに出場するなど国際Aマッチ58試合に出場して17得点をマークしている。

 「ヤナギ」の愛称で親しまれ、私生活では03年にモデルの小畑由香里(35)と結婚。10年5月に誕生した長男、12年12月に誕生した長女と2人の子どもにも恵まれている。

 柳沢はクラブを通じ、「今シーズンをもって現役を引退することを決断いたしました。長きに渡って自分を支えてくれた多くの方々に心から感謝しています。まだ最終節の試合が残っていますので、最後までプロとして全力でやり切りたいと思っています」とコメント。

 3日には、鹿島時代の同僚でもある元日本代表DF中田浩二(35)も今季限りでの現役引退を発表したばかりで、一時代を築いた大物Jリーガーの相次ぐ引退発表となった。

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2014年12月4日のニュース