東京Ｖ　冨樫新監督　残留に自信「あらためていい選手たちだな、と」

東京Ｖの冨樫新監督

　Ｊ２東京Ｖの新監督に就任した冨樫剛一監督（４３）が１６日、新体制初の練習を行った後で取材に応じ、「トレーニングをしてみて、あらためていい選手たちだな、と。むしろ自信を持って戦っていけると思いました」と目標のＪ２残留に自信を見せた。

　初日の練習は約１時間半。前日解任された三浦泰年前監督（４９）が指揮していたこの１年半は一日の練習時間が１時間程度で２部練習もなかったため、選手の体力低下が激しく、初日は軽めで今後は徐々に練習量を上げていくことになった。

　今春にＳ級ライセンスを取得した冨樫監督は、ライセンス取得のための海外研修で今年１月にエスパニョール（スペイン）の練習を見学。当時エスパニョールを率いていたのが日本代表のハビエル・アギーレ監督（５５）で、刺激を受けた。

　「当時挨拶はさせてもらいました。まさかその時は日本代表の監督になるとは思っていなかったからビックリしましたけど…」と笑った冨樫監督。アギーレ流の練習を東京Ｖで採り入れるかは分からないが、その目は前向きな決意に満ちていた。