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東京V 新体制で初練習 監督解任は「ここがデッドラインと感じた」

[ 2014年9月16日 15:49 ]

東京Vの冨樫新監督

 J3降格危機回避のため三浦泰年前監督(49)を電撃解任したJ2東京Vが16日午後、東京・稲城市内で新体制となってから初の練習を行った。

 グラウンドには「気持ちひとつにさあいこうぜ冨樫ヴェルディ」と書かれたサポーターからの横断幕が掲げられ、ユース監督から昇格した冨樫剛一新監督(43)と、この日、女子の日テレ・ベレーザコーチから配置転換が追加発表された村田達哉新コーチ(42)、元日本代表GKの土肥洋一新GKコーチ(41)からなる新スタッフのもと、選手の元気な声がグラウンドに響いた。

 三浦前監督とともに退任した3コーチはこの日午前中に選手たちに挨拶。午後からの練習に先立ち、選手に監督交代を説明した羽生英之社長(50)は練習前に報道陣に対応し、「あと3試合見てからとも考えたが、ここがデッドラインだと感じた」と決断に至った理由を説明し、自身の監督任命責任について聞かれると「このクラブに関することはすべて私の責任。私が辞めるべきだと株主から声があがれば辞めなければいけない」と話した。また、三浦前監督については「チームが良くなっているのは感じていて、ただそれが勝ち点につながっていない。兆しを感じていただけに残念だと言っていた」と解任を告げた15日午後の様子を語った。

 また、村田新コーチはクラブを通じ、「トップチームの苦しい状況の中で、突然この話をいただきました。30年来の先輩である冨樫監督を精一杯サポートできるように努力します」とコメント。

 羽生社長は、今回の人事はスクランブル体制であるとし、来季の監督、スタッフについては「これから考えます」とも付け加えた。

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2014年9月16日のニュース