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清水 大榎監督、初陣飾れず大敗も「光は見えたかな」

[ 2014年8月2日 22:09 ]

<FC東京・清水>指示を出す清水・大榎監督

J1第18節 清水0―4FC東京

(8月2日 味スタ)
 3年半指揮を執ったアフシン・ゴトビ監督(50)を7月30日に解任した清水が敵地でFC東京に敗れ、ユース監督から就任した大榎克己監督(49)の初陣を勝利で飾ることはできなかった。

 「不安だらけだが、腹はくくっている。この試合に関してはあまりいじらない」と試合前に話していた大榎監督は、その言葉通り、3―0で勝利した前節・柏戦と同じスタメンで臨んだが、前半だけで3点を失う苦しい立ち上がり。

 ハーフタイムには「苦しいけど、ピッチで戦うことが仕事だ」とゲキを飛ばしたが、後半13分には武藤にこの試合2点目を決められ、4失点大敗という厳しい結果となった。

 それでも主将のMF杉山浩太(29)は「(大榎監督の)言ってることがいい言葉だったりしてモチベーションも上がってるし、戦術も良くなった。信じてついていくだけ。そこに関しては全く疑いようがない。きょうは選手のミスで負けたんで」と大榎監督への信頼を口にし、「3日しか(練習を)やってない中でも手応えは感じている」と巻き返しに自信を見せた。

 選手時代を過ごした清水で49歳にして初めてJリーグで指揮を執った大榎監督も「一番嬉しかったのは、選手が0―3になっても試合を捨てることなく最後まで闘ってくれたこと。やらなければいけないというのは感じた。そこに関しては少し明るい光が見えたかなと感じた」とキッパリ。試合後の会見では時折笑顔も見せていた。

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2014年8月2日のニュース