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揺れる川又「何も決断していない」 契約延長保留、欧州からも興味

[ 2014年8月2日 05:38 ]

柳下監督(左)が見つめる中、必死にアピールする川又

 新潟のFW川又堅碁(24)が、移籍か残留かで揺れている。今季で新潟との契約が切れる川又が、中断期間中にクラブから提示された契約の3年延長を保留していたことが1日、分かった。川又は、昨オフにドイツのクラブが興味を示した際に断った経緯があり、今季終了後の動向が注目されていたがこの日、「何も決断していない」と話した。

 リーグ戦が再開してから、3試合連続でベンチ外の川又だが、この日も聖籠町のクラブハウスで精力的に練習に取り組んだ。昨季23得点のストライカーは、ポジション争いにもがいているのが現状だが「とにかく頑張るしかない」と再起を期している最中だ。

 まさかのエースの不調だが、それが始まった中断期間中に、今後に関する重要な動きがあった。関係者によると、中断期間中に新潟から3年の契約延長のオファーがあり、しかも、破格の好条件だったという。同時期にドイツ、ロシアからも獲得の打診があった。

 それでも川又は「海外でもプレーしたいが、新潟でACLに出られるなら新潟でプレーしたい」と、新潟からの提示を保留しながら、リーグ再開に向けて準備を進めてきた。しかし、自身への高評価に、いつしか自分を見失ってしまったのか、偶然なのかは不明だが、この時期から、川又の不調が始まっている。

 富山キャンプでは、チームが掲げる「距離感を良くして、背後を突く動きを増やす」との課題をクリアできず、次第に持ち味の泥臭くひたむきにゴールを目指す姿勢も薄れた。柳下監督は、川又の心の隙を見逃さず「戦う準備ができていない」と、奮起を促すかのようにリーグ再開からベンチ外としたのが現状だ。

 この状況でも、川又は関係者に「このチームで試合に出たい」と話してきたが、今度は国内のクラブが川又に興味を示し始め、この日は一部で「電撃退団も」と報道された。川又は「びっくりした。こんな状況になっているので今は何も言えない。でも、何も決断していない」と、戸惑いを短い言葉で話した。

 ただ、クラブの提示は保留したものの、現時点で海外、国内とも正式なオファーは来ていない。国内移籍の契約登録期間は15日まで。海外移籍も8月中に契約をまとめる必要がある。今季中に移籍するのか、残留するのか。いずれの可能性も否定できないが、まずは一日も早く本来の調子を取り戻し、再びピッチで大暴れすることが先になる。

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2014年8月2日のニュース