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憲剛「震えました」 サポの横断幕や声援に感謝「心の底から感動」

[ 2014年5月19日 11:54 ]

<川崎F・横浜>前半、横浜・斎藤(左)と競り合う川崎F・中村

 6月開幕のワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場する日本代表メンバー23人から漏れた川崎FのMF中村憲剛(33)が18日、自身の公式サイトを更新し、落選した翌日の13日に率直な気持ちを吐露した前回のメッセージに対する反響に驚くとともに、感謝しているとつづった。

 前回の「感謝。」に続いて、「改めて感謝。」とエントリーした中村は「まず、前回の更新に対してたくさんのコメント、本当にありがとうございました」と切り出し、「フロンターレのサポーターの皆さんはもちろん、他のJクラブのサポーター、本当に様々な皆さん方からもたくさんのコメントをいただき感謝してます。ここまで反響が大きくなるとは思っていなかったので驚きと共に感謝の気持ちでいっぱいです」と続けた。

 中村は13日に更新したサイトで「昨日は朝4時まで眠れませんでした。この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって。そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられないと思います」などと落選した悔しさをストレートにつづるとともに「ただ、どんなに最高な日でも、どんなに最悪な日でも、必ず次の朝は来るわけで。練習があったり、試合があったり、奥さんと話したり、子どもたちと話したりと日常に触れていきながら少しずつこの事実を消化していけるのかなと今は思っています」と心境を明かしていた。

 その人間味あふれる言葉の数々は多くのニュースでも取り上げられ、「感動した」「涙が出た」という声が続出。18日に行われた横浜戦(等々力)ではサポーターから中村を励ます横断幕も掲げられた。

 「試合前の横断幕とユニフォームフラッグと皆さんの声。本当に感謝です。この後に試合もあるし感極まってはいけないと思いながらも、震えました」という中村は、「心の底から感動したと同時にフロンターレでプレーできること、フロンターレのサポーターの皆さんと共に戦えることを改めて誇りに思いました。そして、またフロンターレの為にここから頑張って行こうと心に決めました。これからもよろしくお願いします」と決意を語っている。

 なお、中村は23人のメンバーからは漏れたが、13日に発表された7人の予備登録メンバーには入っている。

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2014年5月19日のニュース