斎藤学 快勝で証明!世界をブチ抜く“ドリブル突破力”

[ 2014年5月19日 05:30 ]

<川崎F・横浜>後半13分、横浜・斎藤(中央)はドリブル突破を見せる

J1第14節 横浜3―0川崎F

(5月18日 等々力)
 日本代表の横浜MF斎藤学(24)がチームを勝利に導き、W杯ブラジル大会に弾みをつけた。川崎F戦に左MFで先発し、1―0の後半12分、ゴール前で得意のドリブルを仕掛け、FW伊藤翔(25)のゴールにつなげた。川崎Fの日本代表FW大久保嘉人(31)は無得点に終わったが、W杯得点王という大きな目標を掲げた。これでW杯ブラジル大会前のリーグ戦は終了。21日から日本代表合宿が始まり、W杯ブラジル大会に向けて本格的に始動する。
【試合結果 J1順位表 日本代表メンバー】

 ボールを持つと一気に加速した。後半12分、斎藤はゴール正面、ペナルティーエリアのわずか外でボールを受けると相手DFを右足キックフェイントで一人かわした。エリア内に進入すると細かなタッチでもう一人かわす。3人目の相手DF中沢に倒されたが、そのこぼれ球を伊藤が左足で押し込んだ。「(倒されて)PKっぽかったけど近くに(伊藤)翔くんがいてくれる。選手の距離感が良かったから点が生まれた。圧倒して勝てたことが一番よかった」。勝負を決める追加点を演出したドリブル突破を謙虚に振り返った。

 これで横浜で出場するW杯前の公式戦が終了した。試合後は横浜サポーターが背番号11の巨大ユニホームをスタンドに掲げ、応援歌を大合唱。斎藤もあいさつに出向き、激励を受けると感極まった。「ビックリしました。マリノスを代表して行ってくる」。出場を目指しながらも涙をのんだ中沢、栗原らの分まで奮闘してくるつもりだ。

 W杯メンバーが発表された翌13日には、小学生時代に所属した東小倉SCの阿部三郎コーチが病気のため他界した。試合前日の17日には葬儀に出席。サッカーの基礎を教えてくれた恩師に、霊前でW杯出場を報告した。昨年12月には祖母を亡くし「どこかで見ていてくれると思う」と話した。ブラジルの地で活躍しなければならない理由がもう一つ増えた。

 今後は21日からの日本代表合宿に合流し、米国を経てブラジルの地へ乗り込む。ロンドン五輪で世界の舞台を経験しているが「きょうのように楽しんでやれれば、間違いなく(W杯でも)通用する」とキッパリ。試合に出場するためには香川、大久保らとの争いを制する必要があるが、その誰にも勝る「斎藤学のドリブル」の実効性を、この試合であらためて示した。

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