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【オシムの提言2】長谷部、内田らケガ人に体と心の休養を

[ 2014年4月23日 10:40 ]

元日本代表監督のイビチャ・オシム氏

 ――長谷部、内田、吉田ら主力選手のケガが続出しているが。

 なるようになるだろう。入念にケアをして質の高いマッサージを受けてしっかり食べて休養を取ればおのずと回復する。ドイツなど欧州でずっとプレーし続けるのは簡単ではない。(ケガは)仕方のないことだし、疲れを癒やすいい機会にもなるだろう。大会前は選手がプレッシャーを感じることなく準備に集中できるように、静かな環境に置くべきだ。選手が対戦相手を思い浮かべ、選手同士で話し合って、相手のイメージを具現化していけるようにする。一人でじっくりと考えながら、相手のイメージをより明確にするのもいいだろう。すでに相手チームのことも、選手についても互いによく分かっている。どんなプレーをしてどんなアプローチをかけてくるか。そのプレーがどれだけ重要か。それを体に染みこませるために、彼らを静かな環境に置くわけだ。すでに行けるところまで行き着いたのだから、これ以上先には進めない。しっかりと地に足を着けてプレーすればいいと思う。

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2014年4月23日のニュース