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香川 9戦ぶりフル出場で魅せた!指揮官&地元紙が絶賛

[ 2014年3月24日 05:30 ]

ウェストハム戦の前半、競り合うマンチェスターUの香川(左)

プレミアリーグ マンチェスターU2―0ウェストハム

(3月22日)
 マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(25)が22日、敵地でのウェストハム戦で1月11日のホーム・スウォンジー戦以来、9試合ぶりに先発フル出場した。左MFとトップ下でプレーし、好連係から再三チャンスメーク。得点には絡まなかったもののチームは2―0で勝ち、デビッド・モイーズ監督(50)から認められるなどレギュラー奪取へアピールした。

 約2カ月半ぶりの先発で香川が逆襲ののろしを上げた。左MFに入り、前半5分にパスカットすると、MFマタへスルーパス。同25分にはマタの縦パスで左サイドを抜け出し、ペナルティーエリア左からシュートを放った。GK正面を突いて今季初得点を逃し、足を振り上げて悔しがったが、トップ下のマタ、1トップのルーニーとの連係は鮮やか。3人が動き回ってスペースをつくったために、攻撃が活性化された。

 モイーズ監督も賛辞を惜しまなかった。「もっと点が取れたと思うし、真司もゴールできそうだった」としながらも「真司は素晴らしいプレーをした。真司、マタ、ウェイン(ルーニー)の出来が良く、攻撃に流動性があり、随所に非常に良いサッカーができていた」と評価した。現地メディアの採点も6~7点と高く、23日付のオブザーバー紙は「マタと香川を一緒に起用したことで今季見られなかったプレーができた」と絶賛。「モイーズ監督の下、これほど攻撃がうまくいったことはない」(スポーツ専門局ESPN)「欧州CL準々決勝でバイエルンMに挑むモイーズ監督に、香川は新たなオプションを与えた」(ユーロスポーツ)と称賛が並んだ。

 試合直後に移動したため、香川はコメントしなかった。それでも5日の日本―ニュージーランド戦でPKながら得点を決め「これでいい形でマンチェスターに帰れる」と話した通り、調子は右肩上がり。左膝捻挫で4~6週間の離脱と発表されたFWファンペルシーは今季絶望との噂もあり、出番は確実に増えそうだ。

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2014年3月24日のニュース