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無観客試合…浦和サポーター「二度とないこと願う」

[ 2014年3月24日 05:30 ]

浦和が同点に追いつくと「浦和丸」でテレビ観戦していたサポーターは大喜び

J1第4節 浦和1―1清水

(3月23日 埼玉)
 浦和―清水戦がJリーグ史上初の無観客試合となったことを受け、レッズサポーターらは23日、JR浦和駅周辺の飲食店に集まり、テレビモニターに向かって声援を送った。

 スポーツバー「ティナラウンジ」は全120席がレッズサポーターで埋め尽くされた。この試合のチケットを買っていたという会社員の平野強さん(45)は「みんなで一緒に応援したいと思って来た」と、FW興梠のユニホームを着て声援。モニターからは、サポーターの応援がない異様なムードが伝わり、会社員の田村真幸さん(43)は「寂しい。応援あってのレッズですから」と残念そうだ。

 レッズファンの友人に誘われて居酒屋「浦和豊丸」にテレビ観戦に来た会社員の大野謙太郎さん(26)は、異様なムードの中で繰り広げられる試合にクギ付けとなった。「普段サッカーは見ないけど、無観客試合と聞いて逆に興味を持った。いい試合だった。今度は観客がいる試合も見てみたい」と、サッカー観戦に興味を持つきっかけになったようだ。

 毎試合レッズ戦を放映している居酒屋「酒蔵力 浦和本店」は200席が満席に。店外に「浦和レッズ」コールが漏れた。居酒屋「浦和丸」でテレビ観戦した小市侑和さん(26)はレッズが後半に同点に追いつくと跳びはねて歓喜。「前半は動きが重かったし、無観客の影響はあったと思う。無観客試合なんて、もう二度とないことを願いたい」と話した。

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2014年3月24日のニュース