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高木善朗 兄弟ホットラインでゴール量産を!「得点は負けたくない」

[ 2014年2月25日 08:07 ]

「タイトル獲得に貢献したい」と目標を語る清水MF高木善朗

14年J1注目株 清水 MF高木善朗

 兄とともに、新たな一歩を踏み出す。オランダのユトレヒトから加入した清水のMF高木善朗(21)は4年ぶりに兄・俊幸と同じチームでプレーする。「兄とは性格もプレースタイルも違うけど、少しでもチームの勝利のために努力していきたい。得点数は兄には負けたくない」。ライバル心をのぞかせつつ、J2東京V時代の10年以来の“兄弟競演”に胸を躍らせている。

 11年6月から2年半プレーしたユトレヒトではリーグ通算34試合1得点。大半が途中出場だったため、出場機会増加を求めて日本復帰を決めた。オファーを受けた複数のJクラブから選んだのは清水。俊幸が所属していたことから、清水の試合のハイライトは毎試合インターネットで見ており「自分が入ったらこういうプレーをするな、というイメージが湧いた」ことが加入の決め手だった。

 サイドから切れ込んでシュートを打つ俊幸に対し、トップ下の善朗は周囲との連係で好機を演出するタイプ。「自分が中央で相手を引きつけてサイドへパスを出せればもっとサイド攻撃を生かせるし、自分で中央を突破できれば攻撃のバリエーションも広がる」。中盤の左サイドに入る俊幸に対しては「兄のパスやシュートのタイミングは分かっているから、次の動きが速くなる。兄も(自分を)分かってくれている」と連係に絶対の自信を持っている。

 目指すは兄弟ホットラインでの得点量産。そしてチームでタイトルを獲ること。「自分の加入によってチームがいい方向に変わったと思われたいし、1年目からタイトル獲得に貢献したい」。兄と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、自身初挑戦のJ1を戦い抜く。

 ◇高木 善朗(たかぎ・よしあき)1992年(平4)12月9日、横浜市生まれの21歳。4歳でサッカーを始め、あざみ野FCから東京Vジュニアユース、ユース、トップと昇格。J2東京Vでは通算43試合6得点。11年6月にユトレヒトに移籍。昨季は12試合無得点。U―16、17、19、23日本代表。1メートル68、65キロ。

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2014年2月25日のニュース