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ザック監督ACL視察へ 寿人&大久保、代表復帰へチャンス

[ 2014年2月25日 06:12 ]

成田に到着し笑顔を見せるザッケローニ監督

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が24日、欧州組の視察を終えて成田空港着の航空機で来日した。欧州でプレーする選手の状態を把握した指揮官は、25日に開幕するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の視察も行う予定。27日にメンバーが発表される3月5日の親善試合ニュージーランド戦(国立)へ向け、FW大久保嘉人(31=川崎F)らACL出場組にとっては大きなアピールの場となる。

 W杯イヤーの初陣となるニュージーランド戦。ザッケローニ監督は欧州組を優先的に選出し、欧州組のふるい落としの場と位置付けているが、もちろん国内組の状態にも目を光らせている。

 この日、欧州視察を終えて再来日。日本協会を通じて「海外でプレーする選手たちのコンディションを正確に把握することができた。3月5日の試合に向けて、これから国内でプレーする選手たちの視察をしていく」とコメントした。代表メンバー発表は27日に行う予定。J1開幕が3月1日という状況で「国内組」とは必然的にACL出場組を指すことになる。

 25日には広島―北京国安(中国)戦、26日は川崎F―貴州人和(同)戦を視察する。広島にはFW佐藤をはじめ高萩と青山の両MF、川崎FにはMF中村、FW大久保らが在籍。両クラブともに現代表こそいないが、指揮官は「代表候補の選手は63人いる」と話す。昨季リーグ得点王に輝いた大久保や昨夏の東アジア杯に出場した青山らは候補入りしているとみられ“御前試合”で目に留まる活躍をすれば、電撃復帰の可能性も十分ある。

 「試合に出場している選手を中心に見てきた。見てきたメンバーの中にはコンディションの良い選手もいれば、遅れている選手もいた」。ザッケローニ監督が欧州視察を終えた中でACL組がどれほどのアピールができるか。アジアの戦いはニュージーランド戦、そしてブラジルへとつながる舞台になる。

 ◆完売 日本サッカー協会は日本代表の今年初戦となる3月5日の親善試合ニュージーランド戦(国立)の入場券が完売したと発表。当日券の販売はない。

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2014年2月25日のニュース