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高木3兄弟の三男が異例のプロ契約!5日にも正式発表

[ 2013年4月5日 06:00 ]

(左から)三男・FW大輔、次男・MF善朗、長男・MF俊幸の高木3兄弟

 J2東京Vが高木3兄弟の三男、大輔と17歳5カ月という若さで複数年のプロ契約を結ぶことが分かった。5日にも正式発表される。プロ野球DeNAのチーフ兼打撃コーチの豊氏を父に持ち、長兄・俊幸(21)は清水、次男・善朗(20)がユトレヒトで活躍するサラブレッドは、アマチュア登録ながらJリーグに出場できる2種登録として、3月3日の福岡戦(味スタ)でデビュー。わずか6分間の出場だったが、三浦泰年監督(48)は今後もトップチームへ帯同する方針を固め、異例のスピード出世となった。

 Jリーグで、3兄弟がそろってプロ選手となるのはキローラン兄弟(長男が07年5月まで現役、双子の次男、三男が東京Vに所属)以来。10年W杯南ア大会では、ホンジュラス代表のパラシオス3兄弟が大会史上初めて同時ベンチ入りしたが、3人同時プロは世界的にも希有(けう)な例となる。

 背番号21は三浦監督が日本代表デビュー時に背負ったもので期待の大きさを物語る。10年9月の中3時には14歳326日の若さながら、天皇杯の町田戦でベンチ入りし92年J発足後の最年少記録を更新した高木大は、11年6月のU―17W杯のアルゼンチン戦で先制ゴールを決めるなど勝利に貢献。今月2日まで大阪で合宿したU―18日本代表候補にも招集され、順調な成長曲線を描いている。

 「プロ選手」として迎える初戦は7日の敵地G大阪戦となる。相手に不足はなく、3兄弟の末っ子として“大先輩”に当たる日本代表MF遠藤の胸を借り、華麗なるプロ生活をスタートさせる。

 ◆高木 大輔(たかぎ・だいすけ)1995年(平7)10月14日、神奈川県横浜市生まれの17歳。元プロ野球選手の高木豊氏の三男。4歳からサッカーを始めて、東京Vジュニアユースから11年にユース昇格。同3月にはアマチュア登録ながらJリーグに出場できるトップ(2種)登録となる。同年、U―17W杯メキシコ大会に出場し8強進出に貢献。今年3月のJ2福岡戦でJデビュー。FW。1メートル70、64キロ。

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