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C・ロナウド技あり弾!レアル 今季CL初完封で4強入り前進

[ 2013年4月5日 06:00 ]

ガラタサライ戦で先制ゴールを決めたRマドリードのC・ロナウド(中央)

欧州CL決勝T準々決勝第1戦 レアル・マドリード3―0ガラタサライ

(4月3日)
 欧州CL準々決勝第1戦は2試合が3日に行われ、レアル・マドリードはホームでガラタサライに3―0で快勝。FWクリスティアーノ・ロナウド(28)が得点ランク単独トップに立つ今季9点目を挙げるなどFW3人が得点すれば、ジョゼ・モウリーニョ監督(50)の選手起用が的中して欧州CLで今季初の完封をマーク。攻守がかみ合って3季連続の準決勝進出に大きく前進した。

 決勝トーナメント1回戦でマンチェスターUを撃破した勢いは本物だった。Rマドリードをさらに加速させたのは、C・ロナウドの先制弾。前半9分、エジルのスルーパスを受けると、飛び出してきた相手GKの動きを冷静に見極め、珍しい左足の浮き球シュートでゴール右隅に決めた。

 欧州CL得点ランク単独トップに立つ4戦連続の9点目を挙げたエースに続いたのは、今季はやや精彩を欠いていたFW2人だった。フランス代表ベンゼマが前半29分に追加点を挙げれば、ベンゼマに代わって後半20分から出場したアルゼンチン代表イグアインがダメ押し点。モウリーニョ監督は「イグアインとベンゼマが得点したのはとても重要で、彼らの自信になるだろう」と評価した。

 守備陣も今大会9試合目で初の完封。指揮官が「とても守りが良かった。相手の攻撃にしっかりと対応した」と攻撃以上に喜んだ裏には選手起用の的中があった。右サイドバックにスペイン代表アルベロアではなく、ボランチが本職で守備力が高いガーナ代表エシエンを抜てき。「家族のような存在」という、かつての教え子であるコートジボワール代表ドログバとオランダ代表スナイダー、今季大会8得点のトルコ代表ブラク・ユルマズら相手の強力攻撃陣を完璧に封じた。

 3季連続4強進出をほぼ決定づけるなどピッチ内は順風満帆だが、ピッチ外は指揮官の去就問題で騒然としている。今季限りで退団するというもので、一部英紙は古巣チェルシーと来季契約ですでに合意したと報道。モウリーニョ監督は「何かが起きるかもしれない」と明言を避けているが、ポルト、インテル・ミラノで欧州CLを制した直後にチームを離れたように、三たびタイトルを置き土産に新天地を目指す可能性は高そうだ。

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