１０人のバルサ救った！メッシ　今季初ハットで乱戦制す

ラコルニャ戦でハットトリックを決めたバルセロナのＦＷメッシ

リーガ・エスパニョーラ バルセロナ５－４ラコルニャ

（10月20日）
　ＦＷメッシが今季初のハットトリックでバルセロナを救った。２得点して前半を４―２で折り返すと、１点差に詰め寄られた直後の後半４分にはＭＦマスケラーノが２度目の警告で退場。チームは１０人で戦う事態となったが、エースが３２分に３点目で再びリードを広げ、両チーム９得点の乱戦を制した。

　「代表戦直後は疲れていて勝ち点３を取るのが難しい。だから勝利が重要」とメッシ。これまで数々の記録を打ち立ててきたが、この日の３得点で１月１日以降のクラブ公式戦で５９得点とし、１０年にマークした５８得点の年間自己記録を更新した。さらにアルゼンチン代表戦も含めると１２年は７１得点。王様ペレが５９年にブラジル代表とサントスで残した７５得点まで４点に迫った。メッシは「ただの数字」と気に留めないが、周囲の期待は高まる。既に「ティアゴ」と名付けている長男が１１月にも誕生の見通し。３得点で自ら前祝いした背番号１０が、新たな記録にも挑戦する。