×

大津 初アシスト&フル出場!移籍後初先発で即アピール

[ 2012年10月22日 06:00 ]

フェイエノールト戦の前半、ヘディングで競り合うVVVフェンロの大津(左)

オランダリーグ VVVフェンロ2-3フェイエノールト

(10月21日)
 VVVフェンロのFW大津祐樹(22)が21日、ホームのフェイエノールト戦に移籍後リーグ戦初先発し、初アシストを記録した。

 1―0の前半21分、右サイドから横パスを供給。DFヨッペンが追加点を奪った。チームは2―3で敗れたが、大津は初のフル出場。ロンドン五輪で4強進出の立役者となった男が新天地で結果を残した。

 “チャラ男”が大きな一歩を踏み出した。1―0の前半21分だった。大津は右サイドでボールを受けると、相手DFのタイミングを外し、背後から走り込んだヨッペンに落ち着いてパスを送った。スピードに乗ったヨッペンはゴール前にドリブルで進入し、そのままゴール。9月30日のPSV戦に途中出場した際には「ああいう大差(0―6)でも、点を決めないといけない」と話していたが、初先発を勝ち取った一戦で、納得の初アシストを決めた。

 11年7月にJ1柏からドイツのボルシアMGに移籍。厳しいスタメン争いの中で「得点へのこだわり」を学んだ大津は、同年11月にU―23日本代表のロンドン五輪アジア最終予選に招集されると2戦連発と結果を残した。ロンドン五輪でも全6試合に出場し3得点。44年ぶり4強入りの原動力となった。そして、さらなるステップアップのために出場機会を求め、今夏からオランダの地を踏んだ。

 同年代にも負けられない。ロンドン五輪でともに戦った清武(ニュルンベルク)、酒井宏(ハノーバー)らはザックジャパンに定着している。日本代表のブラジル戦後には自身のツイッターで「ブラジルってとんでもない。個人個人がうますぎる。でも周りも使えるってどゆこと?楽しそうにサッカーしてるよね。勉強になります」とつぶやいていた。

 この日は得意のドリブル突破を見せ、ゴール前でチャンスメークをするなど攻撃の起点として堂々とプレーした。次は新天地で初ゴールを狙う。

続きを表示

2012年10月22日のニュース