×

本田 献身プレーで連勝呼んだ!相手選手の退場を“誘発”

[ 2012年10月22日 06:00 ]

ルビン戦の後半、競り合うCSKAモスクワの本田(左)

ロシアリーグ CSKAモスクワ2―0ルビン・カザン

(10月21日)
 チームは2連勝を飾ったものの、トップ下で12試合連続先発したCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)は我慢の時間が続いた。

 ロングボールを多用する展開で前半はほとんどボールに触れず、ボランチの位置まで下がらないとパスも受けられない状況。後半11分、自らが得たペナルティーエリア手前のやや左、約30メートルのFKではシュートを放ったが、相手DFにクリアされるなど、攻撃面では見せ場は少なかった。

 それでも前線からの守備で奮闘した。後半27分には元スペインU―21代表マルカノに跳び蹴りまがいの体当たりを食らった。だが、そのプレーでマルカノを一発退場に追い込み、数的優位をつくった。後半37分に交代するまで体を張り続けた。

 フラストレーションのたまる内容。とはいえ、0―4と完敗した日本代表のブラジル戦(16日)から中4日の過密日程や、痛めていた右ふくらはぎの影響があったことも事実だ。世界の強豪との一戦で得た収穫は、次戦のテレク・グロズヌイ戦(28日)で発揮する。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月22日のニュース