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INAC連覇へ“勝ち点M1”1点差を逃げ切り勝利

[ 2012年10月22日 06:00 ]

<INAC神戸・新潟>優勝に王手をかけてハイタッチをかわす沢(中央左)らINAC神戸イレブン

なでしこL第15節 INAC神戸2-1新潟

(10月21日 ホームズ)
 INAC神戸が連覇へ“マジック1”を点灯させた。首位のINAC神戸は2―1で新潟を下した。2位の日テレも3―1で岡山湯郷に勝ったため、勝ち点9差は変わらず、INAC神戸の優勝決定は次節以降に持ち越された。INAC神戸は28日のアウェー岡山湯郷戦で、引き分け以上でリーグ2連覇が決まる。

 2戦連続の1点差勝利。首位を独走するINAC神戸としては物足りなさも残るが、星川監督は「優勝争いの重圧の中で勝ち切った」と昨季からの成長を認めた。大量得点の理想を抑え、したたかに勝ち点3を積み上げた。残り3試合で、勝ち点1を確保するか、2位の日テレが勝ち点を落とせば連覇が決まる。

 ゴーベル・ヤネズと高瀬の得点で2点を先行。前半33分の失点から相手に流れが傾きだすと、前節と同様に守備に力を注いだ。戦術理解に優れる南山、中島を続けて投入し、4―3―3から4―4―2へシステムを変更。厚くした中盤で慌てずにボールを保持した。沢は「前に行きたかったが、守備のバランスでDFから行くなと言われた」と明かした。

 優勝決定は持ち越したものの、主将の大野は「日テレが勝つと思っていたので」と意に介さない。勝ち点9差、20も上回る得失点差を考えれば、リーグ2連覇は決定的だ。それでも浮かれる様子はなく、今季唯一引き分けている次節の岡山湯郷戦へ向けて「どうしたら勝てるか、話し合って準備したい」と大野。完全優勝を見据えた。

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2012年10月22日のニュース