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関塚采配ズバッ! 杉本投入1分後に大津が決勝ゴール!

[ 2012年7月22日 00:25 ]

ロンドン五輪の強化試合のメキシコ戦で、後半に決勝ゴールを決め喜ぶ大津(7)と日本イレブン

ロンドン五輪強化試合 日本2―1メキシコ

(7月21日 英ノッティンガム)
 杉本投入がズバリ的中した。耐える時間が長く続いていた後半41分、関塚監督は2戦連続ゴールを決める最年少19歳ながらスーパーサブ的存在となった杉本をピッチに送り出す。その1分後、日本に決勝ゴールが生まれた。

 1メートル87と長身の杉本がゴール前で相手DFと競り合う。先にボールに触れたのは相手DFだったが、そのボールが大津の目の前へ。右足から放たれたボールはゴール左上に突き刺さった。「自分の想像していた通りの軌道で、いいゴールでした」と大津も自画自賛する豪快なダイレクトボレーだった。

 大津は後半25分から1トップの永井に代わって途中出場。杉本が入ったことで2列目に下がっていた。結果的には、この選手交代が大きく流れを変えたといえる。

 五輪本番の初戦は強豪・スペインとの対戦。当然、押し込まれるシーンが多くなることが予想され、少ないチャンスをものにしたこの日の試合は絶好のシュミレーションとなった。「先制してから、押し込まれる時間が長かったのでハーフタイムに“もう少し自分たちでボールを持つように”と話した。後半の方が少しは形になっていたかな」と関塚監督。

 44年ぶりのメダル獲得へ。指揮官は「期待に応えられるよう、一つ一つ大事に戦っていくだけ」と、本番を見据えていた。

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