×

小笠原 6年3カ月ぶりFK弾「適当に蹴ったら入った」

[ 2012年7月15日 06:00 ]

<C大阪・鹿島>C大阪・山口(右)の厳しいチェックを受けながらも、ドリブルで進む鹿島・小笠原

J1第18節 鹿島1―0C大阪

(7月14日 長居)
 鹿島のMF小笠原が06年4月2日の大宮戦以来、約6年3カ月ぶりの直接FK弾を決めた。0―0の前半38分にゴールほぼ正面、約25メートルの位置から右足で左上に沈めた。「適当に蹴ったら入った。前回のFK弾は記憶にない」と淡々と話すが、6月23日の柏戦以来3試合ぶりの今季2点目が値千金の決勝弾。チームは7勝4分け7敗と星を五分に戻し、今季初めて借金を完済した。

 小笠原は小学生時代にFKの名手・木村和司氏の映像を繰り返し見て練習を重ね、実際にビデオテープがすり切れたという逸話を持つ。直接FKによる通算得点を13に伸ばし、歴代4位タイに浮上。咋オフに野沢が神戸に移籍してセットプレーからの得点が激減する中での一撃だった。「ゴールよりも勝てて良かった」。芸術弾で勝利を引き寄せ、21日の「東日本大震災復興支援Jスペシャルマッチ(カシマ)」にも弾みをつけた。

続きを表示

2012年7月15日のニュース