佐々木監督　想像以上の収穫「北京よりいい仕上がり」

国内合宿を終え、充実感を漂わせる佐々木監督

なでしこ国内合宿総括

（7月14日）
　佐々木監督にとって国内合宿での収穫は想像を超えるものとなった。６日間で課題だった守備の連係を重点的に確認。１１日のオーストラリア戦では大黒柱の沢に３６０日ぶりのゴールも生まれた。「一番光るメダルを目指していい準備ができた。かなり厳しくやったつもりだけど、新たな故障者もなくこられた。選手のやる気をひしひしと感じた。仕上がり具合は北京五輪よりもいい」と満足感を示した。

　１４日午後と１５日はあえてオフとし、選手とスタッフにリフレッシュの時間を与えた。指揮官自身も「合宿の映像を見て、あとは（愛犬の）グータと過ごすよ」と、自宅でつかの間の休息を楽しむ。フランス入り後は調整も最終段階に突入する。「コンディションは８０％。コンビネーションは６０～７０％。ロンドンの第１戦に１２０％に持って行く」と表情を引き締めた。