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なでしこ鮫島 涙の福島訪問「心から復興を願っている」

[ 2011年10月20日 17:56 ]

 サッカー女子W杯で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のDF鮫島彩が20日、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事にW杯優勝とロンドン五輪の出場決定を報告した。鮫島は「福島県が一刻も早く復興することを心から願っている」と話した。

 鮫島は、同県が本拠地で福島第1原発事故後に休部となった「東京電力マリーゼ」で昨シーズンまでプレー。現在はフランスリーグのチームにいる。

 佐藤知事は「福島で頑張った選手が世界一になり、子どもたちの勇気になった」と祝福。鮫島は「マリーゼの時から応援して下さった方々には手紙をもらうなど、背中を押していただいた」と笑顔で応じた。

 報告後、県民へのメッセージを報道陣に求められると、鮫島は「本当に応援していただいている分、サッカーを通して感謝の気持ちを伝えたい」と涙ぐんだ。

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2011年10月20日のニュース