中国が日本サッカーを視察　「成功を勉強」と蔡副局長

　中国サッカーの強化などを目指し、日本サッカー協会やＪリーグなどの視察に訪れている中国体育総局の蔡振華副局長らが２０日、東京都内の日本協会で取材に応じ「日本協会は日本サッカーを強くしたいという熱い思いを持っている。日本の成功を勉強したい」などと語った。

　中国はワールドカップ（Ｗ杯）には２００２年日韓大会に１度出場しただけで、１４年ブラジル大会アジア３次予選ではＡ組で１勝２敗と苦戦している。卓球で元世界チャンピオンの蔡振華副局長は、日本サッカー協会が「５０年までにＷ杯単独開催と地元優勝」などを約束した「２００５年宣言」を絶賛し「中国も中長期的な計画を立てようと考えている」と述べた。２２日にＪ１の横浜Ｍ―浦和も視察するという。