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佐々木監督が実践した、女心をつかむ「3カ条」

[ 2011年7月20日 06:00 ]

サッカー女子W杯で初優勝を果たした「なでしこジャパン」が帰国し、サポーターの出迎えを受ける佐々木監督(右)

なでしこジャパン帰国

 なでしこジャパンを率いた佐々木則夫監督(53)には女心をつかむ、とっておきの「3カ条」があった。凱旋した19日、トレードマークとなった笑みを浮かべながら女性を手玉に取る?秘策を明かしてくれた。「女房(淳子夫人)から言われたんですよ。女性を扱うんだから目やにや鼻毛、身だしなみにはしっかりしなさい、と」

 苦い過去があった。U―20世代を率いた時、練習後、汗の染みこんだ練習着のままミーティングを行った。ある選手が明らかに「臭い」という表情を浮かべていたという。「加齢臭には気をつけないとね」と佐々木監督。目やに、鼻毛、そして加齢臭。これがオヤジ監督の「3カ条」となった。

 会見では米国との決勝のPK戦の前に見せたとびっきりの笑顔の理由が焦点となった。「僕自身はギャグを一発見せようかと思ったけど、さすがに頭が回らなかった。沢が“私は(PKを蹴るのは)嫌よ”と言って“沢は1点取ってるからいいだろう”なんて話をして笑ったんです」と説明した。そんなシーンにも良好な師弟関係が表れていた。

 6月21日に日本を出発してから約1カ月。「みんなキャッキャしていて、女子寮に閉じ込められている感じだった。オヤジギャグ満載で乗り越えましたけどね」。そう話す顔には充実感が浮かぶ。もちろん目やにも鼻毛も加齢臭も気にならない。

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2011年7月20日のニュース