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せっかく覚えたのに…C大阪のピンパォンが退団へ

[ 2011年7月20日 06:00 ]

 C大阪は19日、バスコ・ダ・ガマ(ブラジル)から期限付き移籍していたMFホドリゴ・ピンパォン(23)について、8月1日での契約満了に伴い、契約を更新しないことを発表した。

 歯科大学からプロへ。サッカー経験わずか3年―など異色のキャリアが話題となった新助っ人のピンパォンは、前節16日の神戸戦(ホームズ)がラストゲームとなった。リーグ14試合出場で4得点。ACL7試合で4得点を挙げていたが、1トップとして孤立するシーンが目立ち、チームにフィットしていなかった。

 7月中旬には、レヴィー・クルピ監督が「アドリアーノと一緒で慣れるのに時間がかかる。成長していく姿勢がある。契約を煮詰めている状態で残る可能性が高い」とコメント。昨年序盤は苦しんだものの、最後はリーグ14得点を挙げて3位躍進に貢献したFWアドリアーノ(アルジェイシ)を例に、更新に前向きな見解を示していた。半年の契約満了とはいえ、退団という判断は異例だ。

 ともに長居で行われる23日の清水戦、31日の鹿島戦には出場しない。ピンパォンはクラブを通じ「残念な結果となってしまいましたが、しっかりと顔を上げ、これからもセレッソを応援していきたい」と語った。19日はクラブハウスで、チームメートにあいさつ。20日に帰国予定となっている。

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2011年7月20日のニュース