「何でも教えます」１７歳の教育係は１９歳

ランニングをする荒野

　Ｊ２札幌のＭＦ古田寛幸（１９）が、高校生ながらフル帯同が決まった札幌Ｕ―１８のＭＦ荒野拓馬（１７）の教育係になる。古田自身も０９年に高校生でトップチームに帯同した。「ユースとトップでは大きな違いがある」と話す古田と荒野は、東川下少年団（札幌）から先輩後輩の関係で約１０年の付き合いだ。高校も自身が３年から編入した通信制のウィザスを薦めたとあってクラブ関係者も「（教育係は）古田が適任だと思う」と話す。勉強とサッカーを両立させた古田は「荒野なら大丈夫だと思う。でも聞いてくれれば何でも教えます」と公私にわたるサポートを約束した。

　この日は１つ年下のＤＦ櫛引とＦＷ三上と居残り練習を敢行。副主将としての責任感も出てきた。古田は「年下の選手がいると刺激になる。自分も幅広く成長したい」と教育係を担うことで自らのレベルアップを図るつもりだ。