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被災地へ無言の支援 カズ「プロパガンダになるのは嫌なんだ」

[ 2011年3月30日 11:25 ]

<日本代表・Jセンバツ>復興支援のメッセージの前で声援に応えるカズ(右から2人目)

 【記者フリートーク】誰よりも強いプロ意識を持つ。カズは未曽有の大惨事を目の当たりにし、誰よりも真剣に今、何をすべきか考えている。

 95年の阪神大震災のときもそうだった。数多くの著名人が義援金を送っているが、カズの名前は出てこない。いや、出していないのだ。「公表している人を否定するつもりはない。でも、僕は支援活動がプロパガンダになるのは嫌なんだ」。

 今、考えているのは被災地が落ち着けば、実際に東北まで足を運びサッカー教室を開くこと。「今は何かをすべきタイミングではないのかも。でもいつまでも、何もしないわけにはいかない。言える立場ではないかもしれないけど、僕らは生きていかなくてはならないんだ」。カズの支援活動は終わらない。(サッカー担当・牧野 真治)

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2011年3月30日のニュース