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仙台、震災後初の練習「プレーで元気づけたい」

[ 2011年3月30日 06:00 ]

震災後の初練習を行った仙台のFW柳沢(中央)

 東日本大震災から19日目となる29日、仙台が震災後初のチーム練習を行った。Jリーグ選抜のMF梁勇基と関口、ブラジルに帰国中のFWマルキーニョスとMFマックスを除く25選手が1時間半ランニングなどをこなした。選手会長のDF渡辺は「新鮮な気持ちで取り組めた。みんなが集まって仙台市民、宮城県民として動きだせる。元気づけたい」と前を向いた。

 燃料不足が深刻なため、クラブハウスから練習場まで約3・5キロをGK桜井、林、MF高橋、FW中原は自転車で、MF田村、FW大久保は走って移動した。本拠地ユアスタの復旧問題などハンデもあるが、手倉森監督は「ハンデを背負ってでも戦い抜いてみせる。われわれが希望の光にならないといけない」。4月2日まで地元で練習。同3日からは千葉県、埼玉県で合宿を行い、リーグ戦再開となる23日のアウェー川崎F戦に備える。 

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2011年3月30日のニュース