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川島「最後は無失点」で歓喜の“どや顔”だ!

[ 2011年1月27日 06:00 ]

笑顔で練習する川島

アジア杯 決勝 日本―オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 韓国撃破の立役者となった日本代表GK川島永嗣(27=リールセ)が完封締めで2大会ぶりのアジア制覇を決める。PK戦までもつれ込んだ死闘から一夜明けた26日はランニングなどの軽いメニューで汗を流したが、気持ちはすでに決勝に向かっている。

 今大会は1次リーグからの5試合で6失点。17日のサウジアラビア戦が唯一の無失点試合だが、守護神は出場停止のためスタンドから試合を見守った。自身は完封がないだけに「厳しい戦いを乗り越えてきたが、次負けたら意味がない。最後は無失点でいければ」と力を込めた。

 25日の準決勝・韓国戦のPK戦ではスーパーセーブを連発した。1人目を右に跳んで止めると、2人目は左に跳んで2本連続ストップ。3人目も左に反応して相手の失敗を誘い、韓国に1本も決めさせなかった。13日のシリア戦では自らのクリアミスから一発退場。出場停止明けの21日カタール戦では壁の枚数の判断を誤り、ニアサイドに直接FKを決められた。大一番で名誉挽回のプレーを見せ「相手の情報は何もなかった。120分間、フィールドの選手が走ってくれたので、PK戦は自分の仕事をする番だった」とおなじみの“どや顔”で胸を張った。

 04年アジア杯中国大会ではGK川口(現磐田)が神がかり的セーブを連発して頂点に立った。川口の熱い魂を受け継ぐザックジャパンの正守護神が、オーストラリアを撃破して7年前の再現を狙う。

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