宇佐美３発でけん引！Ｕ―１９準々決勝進出

　Ｕ―２０Ｗ杯予選を兼ねたＵ―１９アジア選手権は６日、中国山東省シハク市などで１次リーグを行い、Ｃ組の日本はベトナムに４―０で圧勝した。その後、同組のヨルダン―ＵＡＥが引き分けたため準々決勝進出が決まった。

　ＦＷ宇佐美貴史（Ｇ大阪）がハットトリックなど全得点に絡む活躍を見せた。前半８分に六平の先制点をアシストすると、前半終了間際に豪快なミドルシュートでチーム２点目を叩き出す。後半も２得点してハットトリックを達成。２連勝の立役者となった宇佐美は「自分たちのサッカーがやれた。でも満足はしていない。もっともっと点を取ってチームを勝たせたい」と汗をぬぐった。
　４日の初戦ＵＡＥ戦では観客が乱入し関係者から日の丸を奪って逃走する騒動があった。この日も観客からベトナムばかりに声援が送られる反日的な雰囲気だったが「勝つことだけを意識した」と宇佐美はひるまなかった。