×

クラブで不遇の森本がゴール宣言「うっぷんを晴らしたい」

[ 2010年10月7日 15:51 ]

 日本代表FW森本貴幸(22)は、所属するカターニア(イタリア)で抱えた不満を隠さず、率直な気持ちを吐露した。「いろいろたまっているものはある。うっぷんを晴らしたい」。森本はにこりともせず、強い口調で言う。

 今季、セリエAでピッチに立ったのは、8月29日の開幕戦の試合終盤のみ。その後、出場はおろか5試合のうち4試合でベンチ入りすらできなかった。

 開幕前、2トップの布陣を敷く意向を示していたカターニアのジャンパオロ監督がワントップを採用し、森本がはじき出された形だ。「(監督の)言っていることが違うんで、戸惑っている」と漏らしたこともあった。

 日本代表のザッケローニ監督がACミラン、インテル・ミラノなど複数のクラブで指揮した経験から「(世界で)一番難しい」と話すセリエAで、22歳の森本は今季が5シーズン目。イタリア人の指揮官となり、意思疎通が容易となった半面、現状では試合勘の欠如など、不安要素が多いのも事実だ。

 9月7日のグアテマラ戦で2得点。アルゼンチン戦に向けても「FWなので、使ってもらえたら点を取りたい」と、ゴールへのこだわりは生半可ではない。新監督の信頼を揺るぎないものにできるかは、その結果にかかっている。

続きを表示

2010年10月7日のニュース