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ラモス氏が猛説得!俊輔、代表復帰にグラリ

[ 2010年10月7日 06:00 ]

横浜MF中村(左)に代表復帰をうながしたラモス瑠偉氏

 W杯南アフリカ大会を最後に日本代表引退を宣言したMF中村俊輔(32=横浜)が引退を撤回する可能性が浮上した。

 「サポーターを代表して俊輔と会って話したかった。代表引退なんて冗談じゃない」と説得に燃えていた元日本代表MFのラモス瑠偉氏(53=ビーチサッカー日本代表監督)が6日、マリノスタウンを訪問。木村和司監督(52)を交えて話し合い「(日本代表の10番は)和司がつけて、オレがつけて、おまえがつけて…。おまえはまだつけられるよ!」と代表引退撤回を迫ったもので、かたくなだった中村もグラリ。「オレのためにわざわざ来てくれたのはありがたい。ラモスさんが来てコロッと変わることではないけど、また考えさせられる」と心境に変化があったことを示唆した。
 ラモス氏は94年W杯米国大会の出場権を逃した93年10月の“ドーハの悲劇”後に一時は代表を引退。1年2カ月の空白の後、加茂監督に「力を貸してくれ」と説得されて代表復帰した経緯がある。しかも99年8月に行われた自身の引退試合では当時21歳の中村を呼び「後はおまえに任せた」と日本代表の未来を託した過去もあり「代表の10番は俊輔!他にはいない!」という大先輩の声がズシリと響いたのは間違いない。生半可な気持ちで宣言したわけではない俊輔の代表引退。だが、この日、確かに何かが動いた。

 ▼日本サッカー協会・原博実強化担当技術委員長 今、代表に呼ばれていないのはそういうこと(代表引退を発言したこと)が理由ではない。コンディションとかを見ているから、代表に必要だと現場が判断すれば戻ってくるのではないか。

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2010年10月7日のニュース