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大宮 入場者数水増し疑惑でJリーグが事情聴取

[ 2010年10月7日 19:43 ]

 さいたま市の埼玉スタジアムで2日行われたサッカーのJリーグ1部(J1)大宮―浦和で、ホームの大宮が発表した3万3660人の入場者数が水増しされた疑いがあるとして、Jリーグは7日、大宮の渡辺誠吾社長らから事情を聴いた。大宮側は観戦したかどうか分からない人も数えていたとし、不正確な数字の発表だったことを認めた。

 Jリーグの羽生英之事務局長は「意図的だったとの説明はなかったが、数字の根幹が狂い、リーグの過去の実績、活動の否定にもなる」と不快感をあらわにし、大宮の過去の入場者数についても調査する意向を示した。
 Jリーグによると、入場者数は入場ゲートを通った人数と特別招待客を合算する。大宮―浦和のゲート通過人数は2万9203人。発表とは4457人も開きがあった。
 大宮側は事前に人数を把握していた試合前のイベント参加者を入場者としてカウントしたと説明。実際に観戦したかどうかは分からないという。
 大宮はJ1昇格後の2005年から年間入場者数が18チーム中で下位に低迷。08年は最下位だったが、09年には10位へ急浮上している。

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2010年10月7日のニュース