×

“変身した怪物”平山ついにA代表初招集へ

[ 2009年12月16日 06:00 ]

来年1月6日のアジア杯予選イエメン戦で、日本代表の初招集されることが濃厚となったFC東京のFW平山相太

 日本代表の岡田武史監督(53)が、来年1月6日のアジア杯予選イエメン戦にFC東京のFW平山相太(24)を初招集する意向であることが15日、分かった。日本サッカー界が成長を待ち望んでいた長身FWがいよいよA代表入りを果たす。

 今季の平山はひと皮むけた。FC東京では26戦に出場。得点こそ4点止まりも、攻撃の起点となるポストプレー、守備にも奔走し、ムラのあった従来のイメージを一変させた。それまでは「努力を知らなかった」というが、先発に定着した5月以降はオフの日も必ず自主トレを敢行するなど意識改革。そこを岡田監督は見逃さなかった。世界4強を目指す日本代表にとっても期待は大きい。現在、主力FWの岡崎、玉田、大久保らは裏のスペースに飛び出すタイプばかり。1メートル90と世界クラスの高さを持ち、前線でターゲットとなれる存在が待たれていた。

 イエメン戦は当初の予定通り1月6日のサヌア開催が決定し、メンバーは21日に発表予定。原博実技術委員長は「U―20だけではなく、W杯に出場する可能性の選手も選ぶ」と話す。協会関係者によれば、FC東京の米本拓司(19)、浦和のMF山田直輝(19)、大分のMF金崎夢生(20)らも招集が濃厚で、新メンバーを加えた代表は同2日にイエメンへ出発。元祖・怪物FWの活躍が楽しみだ。

続きを表示

2009年12月16日のニュース