×

サテライト廃止で“困”サドーレ

[ 2009年12月16日 11:00 ]

 Jリーグがサテライトリーグを来季はW杯イヤーによる過密日程のため中止すると14日に発表。札幌は若手育成のため同リーグを重視してきたため、来季からの戦い方に影響が出そうだ。

 チームの育成プログラムに大きな溝が生まれた。思わぬ形での中止に、矢萩社長は「影響はあると思う」と困惑した。すでに九州では今年からJ2の3チーム(福岡、熊本、鳥栖)に加え、JFL2チーム(北九州、長崎)の5チームで「九州チャレンジリーグ」を開催。他チームも近隣のライバルチームとの練習試合で対応できるが、北海道に本拠地を置く札幌はコスト面で遠征はできない状況だ。さらにホームのサテライト戦は、積極的に地方開催を行っていたため、普及活動にも大きな障害となってくる。
 とはいえ黙って指をくわえているつもりもない。「対応策を考えていきたい」と矢萩社長。昨年まで参戦していたアマ相手の「北海道チャンピオンズリーグ」復帰や、北海道に合宿に来たチームとの練習試合などで補っていく。
 プロ同士の“真剣勝負”の減少は否めないが、道内唯一のプロサッカーチームとしてハンディを“自助努力”で乗り越えていく。

続きを表示

2009年12月16日のニュース