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森本10月代表初招集!カターニアGMもOK

[ 2009年9月15日 06:00 ]

 カターニアのFW森本貴幸(21)が10月に日本代表に初招集されることが確実となった。オランダ遠征(8月31日~9月10日)は左太腿の違和感を訴えたこともあり辞退。故障が多いエースの放出にクラブが難色を示したことが辞退した最大の要因だったが、カターニアのロモナコGMは10月は日本代表に森本を送り出すことを明言。岡田武史監督(53)も招集を示唆しており、初代表への障害はなくなった。

 今度こそ、若きストライカーが岡田ジャパンの一員となる。オランダ遠征(8月31日~9月10日)を左太腿の違和感で辞退した森本について、カターニアのロモナコGMは「体調に問題がなければ、10月は日本協会の招集に応じる。オランダ遠征はケガで残念なことになったが、本来は代表に送り出すのは当然のこと」と説明した。

 実は森本自身はオランダ遠征参加に強い意欲を示していた。遠征直前の8月30日のパルマ戦はベンチ入りしたが、出場機会なし。左太腿に違和感を覚えたため大事を取ったものだが、試合に出場できないレベルのケガではなかった。だが、森本が過去に何度も故障に泣かされた経緯もあり、クラブ側はチームで再検査を受けるように説得。クラブが代表招集に難色を示したことが、遠征辞退の最大の要因だった。

 だが、ロモナコGMが日本協会への全面協力を約束したことで、10月の初代表入りへ障害はなくなった。日本代表の岡田監督は「イタリアでどういう試合をするかだけど、10月にチャンスがあればと考えている」とセリエAでの活躍を条件に招集を示唆。森本は復帰戦となった13日のウディネーゼ戦で、前半11分にドリブル突破からゴールを記録。昨季から出場した試合で5試合連続得点中と、岡田監督の期待通りの結果を出している。

 注目の国際Aマッチデビューは10月8日のアジア杯予選香港戦が濃厚。ウディネーゼ戦後に森本は「オランダ遠征に行けなかったが、気持ちは切り替えた。とにかく僕は、自分のできることをするだけ」と力を込めた。10年W杯南アフリカ大会のエース候補がついに代表デビューへ――カウントダウンが始まった。

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2009年9月15日のニュース