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「厳しさと野心」ペップ改革でバルサV

[ 2009年5月18日 06:00 ]

 バルセロナがリーガ・エスパニョーラで3季ぶりの優勝を達成した。勝ち点8差をつけていた2位レアル・マドリードが16日、ビジャレアルに2―3で敗れ、19度目の優勝が決まった。スペイン国王杯との2冠は11年ぶり5度目。スペイン初の3冠に挑戦する27日の欧州CL決勝マンチェスターU戦に弾みをつけた。

 就任1年目のグアルディオラ監督が38歳の若さでチームを再建。自己流を貫いた。17日にマジョルカ戦を控えていたとはいえ、16日は祝勝会の予定は入れずに自身や選手は自宅で過ごした。今季から試合前日の宿泊を撤廃。選手がリラックスできる時間を増やす一方で練習時の集合時間を従来より早め、チーム合同の朝食や自宅での門限まで課した。スペイン国王杯優勝後の初練習となった15日はFWメッシら6人が1分遅刻しただけで罰金500ユーロ(約6万5000円)。DFマルケスは「なれ合いになっていたチームに厳しさと野心を与えた」と振り返る。

 「勝つにはしっかり準備し、しっかり休み、しっかり食べなければ」とグアルディオラ監督。当たり前のことを徹底した指揮官が成果を挙げた。

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2009年5月18日のニュース