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ドローで幕開け「キリンカップ」

[ 2008年5月22日 22:11 ]

 サッカーの国際親善試合、キリンカップは22日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で開幕し、コートジボワール―パラグアイは1―1で引き分けた。ともに勝ち点1を得た。

 身体能力を生かして迫力ある攻撃を展開したコートジボワールは後半28分、FWトラオレが先制。しかし4分後にパラグアイは途中出場のFWボガドが得点し、追い付いた。
 24日には愛知県豊田市の豊田スタジアムで日本―コートジボワール、27日にはさいたま市の埼玉スタジアムで日本―パラグアイが行われる。

 ≪日本にベストの相手≫コートジボワールは2日前に来日したばかりで体調が万全ではなく、欧州チャンピオンズリーグ決勝に出場したエースFWドログバ(チェルシー)ら主力を欠いた。マイナス要素が重なった中でも、各選手が高い身体能力を披露した。
 強いタッチのパス交換を次々と決め、広いスペースがあれば迫力ある突進を繰り返した。ワールドカップ(W杯)アジア3次予選を前に24日に対戦する日本にとっては、格好の腕試しの相手といえそうだ。
 コートジボワールもW杯アフリカ予選を間近に控えており、チームづくりの途上。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、オシム前日本代表監督と旧知の仲というハリルホジッチ監督は「主力が5、6人来ていない中でも、これだけできた」と満足げに話した。

 ≪オシム川淵コンビが観戦≫日本協会の川淵会長とオシム前日本代表監督が観戦した。ハーフタイムには談笑する姿も見られた。
 オシム前監督は日本サッカー界のアドバイザーとして、日本協会と契約する方向。川淵会長は「オシム氏の一時帰国前に契約の中味を詰めて、6月には会見する」と話した。

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2008年5月22日のニュース